華が舞い散るまで
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『こんな感じか…』
仁王「お前さんのタイプは柳か」
『聞いてたんですか』
仁王「俺には目移りもしんのじゃの」
『柳先輩と付き合ったら、仁王先輩はあきらめてくれますか?』
仁王「無理じゃな」
『でしょうね…けど、私は、仁王先輩よ付き合うことは無いですよ。きっと、本質を知れば、赤目も仁王先輩も離れますから』
仁王「含みのある言い方じゃな」
『人間なんて、そんなもんですよ』
嵐の幕開けはすでに始まっている。
私が此処に来てから…。
「逃がさない…」