乱闘
□僕がキミに恋におちた理由 アイマル
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「今日の対戦マルスさんと、でしたよね?もうあと30分しかないんで僕、先に食事行ってきます」
「あぁ、いってらっしゃい」
荒々しくナイフを僕のほうに投げ捨て、一人、ピット君は食堂に向かっていった。
…後ろのほうでビヨンビヨン、伸びる音が聞こえるけど、ナイフがぼくの頬を掠めたなんて、気のせいだよね。
これって反抗期かな?
うん、絶対そう。
僕は悪くない。
一人、自分に言い聞かせてピットが部屋を出た後、追うようにして部屋をあとにした。
…そういえば今日の対戦表、知らないなぁ〜。
あ、たしか昨日リンクに貰って、その場で なくしたんだっけ。
そういえばリンク…泣いてたな。なんでだろう。
泣くほど僕と対戦したかったのかなぁ。
…そういえば、対戦表なくすとクレイジーハンドが怒って『キミクレイジー!!』って永遠と踊るんだよな。
それで泣いてたのかな。
「…とりあえず、食堂に行って、ついでに対戦表みてくるか」
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