いろいろ
□好きは形じゃないかもしれない。
1ページ/1ページ
「なぁ、今日大晦日だぜグレイぃ」
大晦日に宿屋でナツに後ろから抱きつかれて、何やらナツが呟いている。
先程からベタベタと触られて鬱陶しい。
「だから、なんだよ」
なんとなく嫌な予感がして身をうねる。
そんなことしてもまたナツに体の身動きを封じられるのだけれど。
「キスしていい?」
やっぱりな。
ナツの満面と言っていい笑みが俺に突き刺さる。
「……少しだからな」
それでもやっぱり俺はこいつに甘い。
それは俺が悪いのか、わからない
「うん、わかってるよ」
「ぅんっ…」
後ろ抱きにされていたグレイの体を振り向かせて強い勢いで口付けされる。
歯がぶつからないように考慮されてるのかもしれないが分厚い、熱をもった舌が口の中に入ってくる。
すごく舌に絡んできて息を持ってかれていく
「…ん、少しじゃなかったのかよ」
唇を離すと間から糸が伸びてそれに少し身震いした。
「わるい。グレイがエロいからつい」
ナツの衝撃発言に落ち着かない呼吸ではぁ、と頭を抱えた
「最後まで…ヤってもいい?」
そんな熱っぽい眼差しで迫られたら断れないって知ってるくせに
俺はとことん甘いなって思う
「…聞くんじゃねーよ、ナツ」
「へへッありがとグレイ」
そのお前の笑顔に毒された俺はこれからどうしたらいいんだろう
おわり
小説の詳細はこちら
↓↓↓
楽しく年越ししようぜ!!2014跡地
.