いろいろ

□2人の熱で雪が溶ける化学反応。
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「ついてくんなよ、バカ」


「別にいいだろ減るもんじゃねぇし」


「俺が嫌なんだってば。グレイ」


さささッと足早だった歩みを止めてグレイの方を苛立たし気に振り返る
寒さのせいか、膨らませた頬が赤い


「俺もこっち行くんだよ」

「うざっ」


グレイに背を向けて再び足早に歩みを進める。

昨日雪降ったのがまだ溶けてなくて足元はサクサクいう
それがなんだか歩くのに邪魔くさい。


「待てよ、なぁ!ナツ」


さっさと行ってしまうナツのマフラー先を掴む。
ぐえっとなんか危ない声が漏れた気がするけど気にしない。


「いってぇな!ぁにすんだよっ!」

強引に振り向かせられたマフラーを取り返そうと手を伸ばしたがグレイとの異常な距離の近さに驚いて思わず後ずさる


「好き」


「はぁっ?」


「だから好きだって言ってんだよバーカ。気付けよ」


迫り来るグレイの顔に頭を必死に反らすがマフラー先を引かれ、何も身動きできずに、その唇に口づけをされた。


「…………ば、か…じゃねぇの、ぐれい」


「顔、真っ赤」


「うるせぇ…ていうか、お前やっぱりうぜぇ」



かぁぁと赤い顔が俯いてグレイの片頬をつねった


「………………今日、一緒どっか行くか」

「あざといグレイ」


「わざとだよ、バーカ」


グレイは再びナツに口づけた








おわり


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