MAIN〜LONG〜
□君と私と時々魔王
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キーンコーンカーンコーン…
四時間目の授業が終了し昼休みが始まった。
私は授業で使った教科書やノートを机の中に入れ、机の横にあるカバンをゴソゴソと探る。
「名無し、お弁当一緒に食べるわよ」
『うん、いいよ』
彼女は親友の【野上 華】背は私よりも遥かに高い(170pぐらい?)。モデル体型で、長い髪をシュシュでまとめている。ドSで腹の中が真っくr「何か言った?」とても優しいです。
『…何も言ってないよ、うん、何も』
笑顔のはずなのに目が笑ってないぜ華さん…。
「ほら、バカなこと考えないで、早く食べるわよ」
そう言ってはいるが、既に華の右手にはお箸&おかずがある。
『早くない!?』
いつの間に準備したんだこのヤロー。私なんてまだ弁当の包みさえ解いてないのに…。
「お腹が空いた乙女には何だって出来るのよ」
『え、乙女なんて何処にも「え?」お腹空いたネー(棒読み)』
とにかく、華は私の親友です(一応)。
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