バカですけど何か?…ブック
□ゲームセンター時々ヒジー
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『ヤッパリ、チョコアイスが一番だよねー。』
「だよなー。」
『………………。』
「‥‥」モック…モック
『……ねぇ、雲月。』
「ん?」
ちょっとだけ間を開けてから、私は雲月に話し掛けた。
『なんで、薄桜学園に来たの?』
「は…?」
いきなりなのは分かっている。
だけど、別に薄桜学園じゃ無くても良い筈だ。
『なんで、私と暮らすの。違う部屋でも良いじゃん?』
「な‥、何言ってんだよー。その方が安くて済むからだろ?あの時の朝にもそう言っただろ。」
もう、騙されない。
騙されるつもりもない。
雲月は隠してるつもりなんだろうけど……
『あの時の朝、【私は馬鹿だから鍵は掛けてない】ってお母さんに言われた…そう言ったよね?』
「まぁ、現に掛けてなかったしなー」
ちょっとイラついたけど…無視だ!!