青の祓魔師 CP

□Very merry Christmas!
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同い年…というか双子の弟である雪男は、祓魔塾の講師だ。
だから、雪男に否、と言われてしまえばクリスマスパーティーはできなくなる。
教会のみんなとクリスマスパーティーをしたことはあるが、友人とそういうことをしたことのなあ燐にとってはクリスマスパーティーは非常に楽しみなのだ。
もしかしたら塾生の中で一番楽しみにしているかもしれない。


「……。」


雪男が考え込んでいるのをじっと固まりながら燐が見つめる。
しばらくそんな状態が続いたが、突然それを崩す人間が現れた。


「奥村くーん。」


「おい奥村。
いつまで待たせるつもりや…て、若センセ?」


「…おや、志摩君と勝呂君。
どうかしましたか?」


ガチャリと近くの部屋の扉を開けた志摩と勝呂に、雪男が顔を上げる。

そして、それから二人が持っている荷物に気がついた。


「お二人が手に持っているそれは…」


燐と同じような大きな紙袋。
デザインは違うが、やはり色々入れているのが分かった。


「え、あー」


勝呂が一瞬目を泳がせ、志摩がひきつった顔をそらす。
その反応に、やっぱり、と雪男は心の中で嘆息した。


「クリスマスパーティー…ですか?」

「……ハイ。」
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