AKBと秋葉学園

□最終章
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一人で廊下を行ったり来たり

もう返事をする人は決めているけどなかなか勇気が出ない

またどこだか解らない廊下をぶらぶら










「........好きです...」


たまたま通りかかった教室の前で聞こえてきた誰かの告白

同じこと考えてるやつもいるんだなとちょっと苦笑い




そんな苦笑いも一気にひきつる

「付き合って下さい、柏木さん」


こんな声が聞こえたから



大急ぎでその教室まで向かう


たった数メートルがこんなに遠く感じるとは








途中で多分告白したであろう人とすれ違う

どうなったんだろ?

由紀ちゃんOKしたのかな?

これからどっかで会うのかな?



そんな思いが頭の中をよぎる







「由紀ちゃん!!」

「うわっ、真一君?どうしたの?そんな急いで」

「返事は?」

「ん?」

「さっきの告白。返事はどうしたの?」

「...断ったけど」

「良かった...」




断ったと聞いてひと安心
全身の力が抜けてその場に座り込む
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