AKBと秋葉学園

□最終章
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由紀ちゃんと別れ宛もなくふらふらしているとポケットで震える携帯

画面を見て確認してから応答


ーもしもし?

ーあ、真一...

ーどうしたの?

ーあのさ...もうすぐ後夜祭じゃん......

ーそうだね

ーそれでさ..,答え聞きたいんだけど...

ーうん

ーフラれても良いから聞きたいの、だめ?

ー解った。じゃあ今から4階の俺の教室来て

ーうん...





さて大仕事だ


智を待ってる時間で色々と智に伝える言葉を選ぶ

まあそんなこと考えたって無駄だろうけど





「真一?...」

「久しぶり...ってわけでもないか」

「うん...」



どちらからも話題を切り出せず気まずい雰囲気

智も聞きたいんだと思うし俺も言いたいし

でも切り出せないままだらだらとどうでもいい会話を繰り返す


意外にもこの話題をきりだしたのは智の方




「ねぇさっきの答えだけど...」

「うん」

「今言って良いよ。もう覚悟てきてるし」

「えーっと、俺あんまり人を好きになるっていう感情がわからなくてさ...」

「.....」

「まあぶっちゃけ今もそんなに解らないんだけど」

「ぅ...ふぇ...」

「泣くなよ」


ポロポロと泪を流す智


「だって...だってもうフラれたも同然じゃん...」

「そんなことないって」

「好きになるのが解らないんでしょ?...智といたってドキドキしないんでしょ?...そんなの無理じゃん」
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