AKBと秋葉学園
□第二章
1ページ/35ページ
「真一〜〜〜」
大島さんにバスケをやると
宣言してからというもの
毎日のように付きまとわれている
いつの間にか下の名前で呼ばれてるし
「大島さんとお昼食べようよ」
「……もう少し離れようか」
「えぇ〜良いじゃん良いじゃん」
大島さんって小動物みたいで可愛い
あっ、これはあくまで客観的に見ての
ことだからね
それに意外とナイスバディなわけて
あんまり近づかれるとこっちの
身が持たないわけですよ
「お前らずいぶんラブラブだな」
「これがラブラブに見えるか!
ちょっとは助けやがれ」
こいつは斎藤 龍
俺がバスケ部に入ったことで
仲良くなったやつ
どっからどう見てもイケメン
おまけにバスケも上手い
ということでこいつは
めちゃめちゃモテる
しかもプレーボーイ
「そんな可愛い彼女と昼食べるって
ラブラブ以外のなんやねんて」
なぜか若干関西弁
「てかまず彼女じゃねぇし」
「えっ嘘やろ付き合ってないの」
「付き合ってない」
あの日その場の勢いで
あんなこと言ってみたものの
あれから告白(?)については
何も話してはいない
だから付き合うとかはなく
ただの仲の良い友達
と俺は思っている