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□特別な君の手
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これは旅の途中、ある朝の宿の一室でのこと…



「…さん、ほたるさんっ、起きてください!朝ごはん出来てますよ!」



ほたるは少女の愛しい声で目を覚ました


「ん……やだ」


だが、ほたるは起きようとはせずに、再び布団を被った




「もう、やじゃないですって…ほら、みんな待ってますから!」

「じゃあ、起こして」



ん、とほたるはゆやに向かって両手を伸ばした



「もう、しょうがないですねぇ…きゃっ///」


はい、とゆやが手を伸ばすと、ほたるに手首を掴まれて引っ張られ、布団を挟んで、ほたるの上に乗るような格好になってしまった




「ひゃっ///ご、ごめんなさいッ///」



ほたるの上に乗っかってしまったゆやは、羞恥心を感じ、ソコから降りようとするが、自分の手首を掴んでいるほたるがソレを許さない



「あ、あのッ…離してください///」


ゆやは掴まれていないほうの手で、ほたるの手を外そうとするが、所詮は女…男のほたるには敵わない
ほたるは、ゆやが自分に敵わないと諦めかけたのを悟ると、ゆやの腰に手を添え、自分の身体に押し付けた



「ほ、ほたるさんッ///」




 
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