短編

□想いを告げる
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「三成、ワシと一緒になってくれ」


「は?」






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なぜ、こんなことになったのかというと………


-数時間前-


たまたま街に買い物に出ていた家康。
ここ数日、まともな食事が出来ていなかった。

大学の課題があるにも関わらず、三成を優先していた。
三成と出掛けたり、家でのんびりしたり、あんなことやこんなことetc……


そして気づけば、課題提出まで2週間がきっていたのだ。
これはマズイ!ということで、家康は正直に三成に課題の事を話し、課題が終わるまで会わないと。

それを聞いた三成は…

『この、馬鹿狸!!とっとと片付けろ!!私と共に過ごしたいなら、課題などさっさと片付けからにしろ!!』

と、三成しては珍しい(まず言わない)告白があり、家康は約2週間、三成に会わず課題を片付けたのだ。

その間、課題を終わらせようと寝る間も惜しみこなしたため、当然だが寝ていないし、食事も取っていなかった。


先ほどまで寝ていた家康は、

「腹へったなぁ…」

となり、近くのスーパーまで買い出しに来ていたのだ。



あらかた買い終わり、袋に買った商品を詰め店を出た。

「今日はのんびりして明日三成に会いに行こう」

顔がへらぁ〜と緩みながら、来た道を戻っていく。



「ん?」

ふと、店の貼り紙に目がいった。
どうやら広告のようだが……

「な、なんだとぉ!?」

雄叫びをあげ、先ほど買ったものを地面へ落とした。グシャと嫌な音がしたが、家康はそれどころではなかった。

「こうしちゃいられない!」

落とした荷物を広い、家康はある場所へと走っていった。
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