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□悪夢U
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ボクはズボンのファスナーを下ろし、下着からペニスを出した。
勃起したそれを、ワイルドタイガーの鼻先にこすりつける。
「ぐぐ…っふ…」
くぐもった声を出し、ワイルドタイガーは子供がいやいやをする時のように、首を小さく左右に振った。
その様子が、ボクの支配欲を更に煽り立てる。
ボクはペニスを扱き、ワイルドタイガーの頬目掛けて射精した。
ものすごい興奮だった。
吐き出した精液を手に取り、ワイルドタイガーの額や顎に塗りたくる。
なんだか笑いがこみ上げてきた。
「…うう…」
ワイルドタイガーは瞼を固く閉ざし、恥辱に耐えている。
精液にまみれたその顔が、ボクにはひどく淫猥に見えた。
喉の奥が再び欲望で熱くなる。
ボクはもう一度ペニスを握り、閉じた瞼の上にも射精した。

「明日も来ていいですか?」
ボクが尋ねると、ユーリさんは嬉しそうに微笑んだ。
「明日は耳栓を外しておきます。それと、そろそろコンドームを用意しておきましょう」
ユーリさんの言葉に、ボクの喉がごくりと鳴った。
「あなたは本当に素晴らしい素質の持ち主です。あなたは彼に、支配という名の奉仕をしてあげて下さいね」
「はい!」
ユーリさんは本当にすごい。
ボクの願望なんて、全てお見通しだった。



END
2011.06.16
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