紅蓮の優姫

□最終対決.第六天魔王
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「さぁ行った行った!此処は引き受けたぜ!!」




「That's right!」




臣緒達に背を向け松永と対峙する慶次と政宗。




「行こう」




佐助の声に頷き、その場を走り去った。




馬はもう使えない為、走って戦場を駆けてゆく3人。





しかし本陣目の前にして、また立ちはだかる姿が。




「ここからさきへはとおしませんよ」





「悪いが消えて貰おう」





軍神、上杉謙信。そしてかすがだった。





『あと少しなのに…!!!』




悔しさに武器を持つ手に力がこもったその時…





「お主の相手は、儂じゃあああ!!!!!」





上空から降ってきたその人は、物凄い音を立て地面に着地した。そしてそのそばに音もなく着地した影。




「かいのとら…」




「謙信よ、決着つけようぞ。」




「お前はまさか…伝説の!!」





そう…降ってきたのはまさしく本陣にいるはずの武田信玄、そして風魔小太郎。





『お館様?!ほ、本陣はどうなさったのですか?!』





「今は毛利に任せておる」




信玄はそう言うと采配を大きく奮い、謙信へふりかぶった。




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