紅蓮の優姫
□余談
2ページ/3ページ
「長政様のご側室なら、市ともいつでもお話出来るでしょ…?」
「市…私の意見はまるきり無視か?」
「え…長政様…臣緒の事、欲しくないの…?」
長政、暫しの無言。
「…いや、貰えるのならば頂こう」
ガツンっ!!!!
「Hey!!そこの揉み上げ!誰がお前なんぞに臣緒をやるか!」
湯飲み長政目掛けて投げた政宗。それは見事長政の頭に命中し、床に転がった。後ろから“高いんだから割らないでよっ!!”というオカンの声が響いた。
「貴様ぁ!!人様の頭に湯飲みをぶつけるとは悪事!!削除してくれるぅ!!」
「Ha!そうこなくちゃ…くせになるなよ…?」
「長政…市もお手伝いします…」
「政宗様、助太刀致しますぞ」
「おぉ!!楽しそうで御座るな!某も混ぜて下され!!」
「旦那!訳も分からず突っ込むの止めなさい!!」
その後の部屋は、炎が舞い雷が飛び、黒い手が這えたりで大惨事。
しかし、その中で静かな者が二名ほど。
.