紅蓮の優姫

□君の優しさ
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「実は臣緒ちゃんがいない間に織田側の勢力を調べてみたんだ」




先ほどの騒ぎがまるで嘘かの様に静まりかえる中、佐助が輪の中心に一枚の紙を置いた。




「前田、上杉、今川、島津、ザビーに……松永か…」




松永の名を口にしたときの政宗と小十郎さんの表情が少しきつくなったのが分かった。




「ザビーがいるじゃねーか、元就!!」




「黙れバカ、気が散る。竹中、臣緒。部屋を移るぞ」




スッと輪から立ち上がった元就さんに続くように、半兵衛さんまで立ち上がった。




私は訳が分からず座ったままでいると…




「軍議だ」

































「今川、ザビーはとにかく雑兵が多い」





「そうだね。上杉の忍軍団も侮れないね」




私たち3人はあの後、別室に移り静かな話し合いを始めた。





『あの、この松永って方は…』



BASARA2までは居なかった筈だ。もしかすると、発売が予定されていた新シリーズに登場した武将なのかも知れないけど………どちらにせよ、私は松永という武将についての知識は無かった。




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