紅蓮の優姫

□君の優しさ
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「じゃあ臣緒ちゃん達、織田と接触したの?」






『やむを得ず……』






自然と正座しお説教を受けるの形になった私に、佐助は溜め息をついた。






「無事だったから良かったものの…臣緒ちゃんに何かあったら、そこの白いの二匹、どうなってたか判らないよ?」






ギロリと佐助の視線は、半兵衛さんと光秀に。





白いのって…






「そのてんは僕も反省しているよ。まさか織田の中枢と接触するなんて計算外だったしね」






『…そういえば佐助。政宗さんと小十郎さん、小太郎は?』






「あぁ…それなら「会いたかったぜ、honey!!!」






ナイスタイミングで、彼は障子を壊れんばかりな勢いで開け入ってきた。





「政宗様!!自重なさいませ!」





「………!!」





その後ろを小十郎さんと小太郎が入ってきた。





『皆久しぶり!!………って政宗さん!!抱きつくのは止めて下さい!!』





再会を懐かしく思う暇もなく、政宗さんに抱き付かれた私を小太郎が助け出してくれ、それから佐助に奪還されたりと慌ただしかった。





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