紅蓮の優姫
□おかえり姫君
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(んむ〜…何この布団の暖かさは…)
襖の障子から微かな光が射し、朝の知らせに目を覚ます。
薄く目を開けると、あり得ない光景が見えてきた。
「Good morning!」
………………
「Honey?」
………………
『こ、ここここじゅ…小十郎さぁあああん!!!!!!』
肘を付き片手に頭を乗せた格好の政宗が、添い寝してました。
(しかも片手は腰抱いてるし!!!)
『助けてこじ「馬鹿!!小十郎なんて呼んだら俺が説教されんだろ!!」ん〜!!むっ!?』
焦った政宗は手で臣緒の口を塞ぐが、手遅れだった。
「政宗様………?」
タラリタラリと冷や汗をかく政宗。
臣緒を押し倒したようにして口を塞ぐ政宗には見えていないが、声で分かったようだ。
背後に小十郎さんがいることが…
(ネギ持ってるッ;お楽しみ武器だぁ!!)
「ほんのjokeだぜ小十郎…(汗)」
「何をおっしゃいますか!!部屋に居なかったのは知っているのですぞッ!女子の部屋…まして臣緒の部屋で寝るなど言語両断!!更に寝込みの臣緒を襲うなど…!!」
「寝起きだぜ…」
「お黙りなさいませ!!」
……説教中…………
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