紅蓮の優姫
□おかえり姫君
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「やっほ〜臣緒ちゃんvV」
『佐助!!!』
謎の浮遊感は佐助に腰を抱き抱えられたものだった。
「竜の旦那ってば、うちの子に手ぇ出すと大将に殺されるよ?」
「HA!!そりゃお前に、だろ…?」
「…………」
私には政宗が何の事を言ったのか分からなかったが、佐助は無言になり、その場を去ろうと臣緒を抱え直し凧に飛び乗った。
『そ、それではお世話になりましたぁ!!!』
少しずつ小さくなる伊達軍の皆さんに別れを告げると、政宗が何か叫んできた。
「臣緒ー!!!!
I go to it to meet you by all means,
(必ずお前を迎えに行く)」
『──ッ////政宗の馬鹿ー!!』
「(竜の旦那め…後で風魔と一緒に、南蛮語調べなきゃ駄目かな)」
そして臣緒と佐助を乗せた凧は、空高く舞い上がった。
「ねぇ臣緒ちゃ〜ん…?さっき竜の旦那に何言われたの?」
『はひっ!!べ、別に…ほら!さよならって意味だよ///』
(そんな顔赤くして否定されても、説得力無いよ…)
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