紅蓮の優姫
□おかえり姫君
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『はわわわ(汗)』
(小十郎さんの説教、恐ろしいやッ!!)
かれこれ3時間程度説教を続けた小十郎さん。
正座した政宗にはキツかったらしく、今や「足がぁあ」と言いながら悶え苦しんでいる。
「臣緒、政宗様に何もされなかったか?」
『はぁ……多分』
(とても不安だけど、何もされてないと祈りたい!!)
「臣緒、門に馬を用意してある。甲斐に帰るんだろ?」
『そうでした!!着替えますね!!』
臣緒は笑って部屋へ入っていった…代わりに、未だ足の痺れが取れない政宗様を放り出して。
「あんな笑顔見せられたら、止める訳にもいかねーな…」
「ホントにな…」
「政宗様…双竜が情けないものですね」
いつ復活したのか…自分の主と一緒に彼女が入っていった部屋を数秒見つめ、自嘲気味に笑い合いその場を後にした。
『セーラー服、久々だなぁ…』
暫く着て居なかったセーラー服に袖を通し、今帰ろうとする武田を思い浮かべて微笑んだ。
『お館様と幸、今も殴り愛中かな?佐助は二人の世話に大忙しだったりして…』
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