紅蓮の優姫

□最終対決.第六天魔王
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─此より

関ヶ原にて戦を所望す

此の戦に勝利した国

これ即ち天下一

天下を治めたくば

赴き願いたく候う


──甲斐 武田信玄







「面白い…この第六天魔王に正面から向かってこようとは…」













カァ……カァ………





「大将、才蔵より任務完了との知らせです」




私達の頭上に佐助の忍鳥が飛んできた。




「そうか。さすれば、あと何刻かで到着するであろう」




到着、即ち開戦。











暫くすると数え切れないであろう馬の蹄の音が聞こえてきた。



「来たな」
「日輪よ…」
「……………」
「皆の者ぉおお気合いじゃあああ!!!!」




本陣にはお館様と秀吉さん、側には小太郎を。そして元就も本陣近くの配置になっている。





「忘れもしないあの屈辱…きっちり返させてもうよ」
「フフフ…ようやくこの時が…」
「忠勝!守備形態!」




本陣から前に少し離れた場所には光秀、半兵衛、家康と忠勝。ここまでは防衛隊。




「HA!!!派手に暴れるぜぇ!」
「まさかお前と肩並べる日が来るなんてなぁ!」




特攻となる前線には東と西の兄貴肌、政宗と元親。




「政宗様、無茶はなさいませぬよう」




後ろにつくは竜の右目、小十郎。




「市、義兄上とて容赦は禁物だ」
「うん……」




その後ろに浅井夫婦。





そして、中央に居るは…





「臣緒殿、覚悟は出来ているで御座るか」




『勿論だよ』




武田が誇る紅蓮の二武将、真田幸村、そして臣緒。




「援護は任せな旦那、臣緒ちゃん」




それを護るは猿飛佐助。




今此処に、最強の兵達が集結した。





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