紅蓮の優姫
□余談
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元就、半兵衛、臣緒が軍議をしている最中、部屋に残された連中は……
「信玄公、挨拶が遅れ申した。私は浅井長政、隣は妻の市だ。臣緒に助けられた恩を返すべく、この戦に微力ながら助太刀致したくこの地参った所存」
「ほぉ…して、三河のは」
浅井夫婦の言い分は理解したらしく、次に隣に座る家康を見やる信玄。
「まぁワシは日の本の為、臣緒の為とでも言っておこう!!ところで信玄公!!臣緒をワシの嫁にくれねぇか!」
家康、突然の爆弾投下。
「よ、嫁などと破廉恥!臣緒は武田の姫君!!いずれは某の嫁にとお館様が仰っておった!!!」
「む、そのような事申したかのぅ…?」
「旦那ぁあ!?何平然と嘘ついちゃってんの!?大将がいつそんなこと言ったっていうのさ!!」
「……あ、明日らへん」
「だったら市も臣緒を欲しい」
「「「「「え?」」」」」
市様、問題発言。
「長政様のご側室に…」
「市ぃいいいい??!!!」
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