紅蓮の優姫

□余談
1ページ/3ページ


元就、半兵衛、臣緒が軍議をしている最中、部屋に残された連中は……





「信玄公、挨拶が遅れ申した。私は浅井長政、隣は妻の市だ。臣緒に助けられた恩を返すべく、この戦に微力ながら助太刀致したくこの地参った所存」




「ほぉ…して、三河のは」





浅井夫婦の言い分は理解したらしく、次に隣に座る家康を見やる信玄。





「まぁワシは日の本の為、臣緒の為とでも言っておこう!!ところで信玄公!!臣緒をワシの嫁にくれねぇか!」





家康、突然の爆弾投下。




「よ、嫁などと破廉恥!臣緒は武田の姫君!!いずれは某の嫁にとお館様が仰っておった!!!」




「む、そのような事申したかのぅ…?」





「旦那ぁあ!?何平然と嘘ついちゃってんの!?大将がいつそんなこと言ったっていうのさ!!」






「……あ、明日らへん」





「だったら市も臣緒を欲しい」





「「「「「え?」」」」」



市様、問題発言。





「長政様のご側室に…」






「市ぃいいいい??!!!」





.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ