ストーリー

□ゲームブック


第1話
彼の夢は勇者になる事であった。
〜クリア条件:勇者を夢見るべし〜




たいした名物もなければ、地理的に東西南北に寄っているわけでもない、なんの変哲もない片田舎で生まれ育った彼は、自分の名前が嫌いだった。

それはそれは嫌いだった。

あまりに嫌いだったので、考えた。無い頭で考えた。真剣に考えた。

考え疲れたので生き抜きをしようと思った。
  1. 顔を洗う
  2. 漫画を読む
  3. 奇声を発しながら走りまわる


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