家庭教師ヒットマンREBORN!
□☆唇
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『んっ……はぁ…はぁ』
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唇
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グチュグチュと光の無い、ふかふかのベットの上から厭らしい音が、わざとらしく漏れる。
『おい、…もっと声出せよ』
自分の真上から、熱い溜め息と共に催促の声が降り掛かる。
容赦無くピストンされる腰は、ランボを気遣うように勝手知ったる良い所を突い
ているというのに、ランボは頬を紅潮させ、目に涙を浮かべながら、甘い声を盛らさぬように唇をつむる。
『…んぅっ!…ふっ…ん』
少しずつ、少しずつ、漏れてくる声にもどかしさを感じる。
もっと甘い声が聞きたい。
もっ淫らに求めて欲しい。
俺なしでは生きていけないのだと、体に刻み付けるように…
『もっと…鳴いてみせろよ…淫牛……』
『だ…れが!リボー…ンの…んんっ…あっ…アホ…』
快楽にポロポロと涙を流しながら、キッと睨み付けるその様が、『もっと乱したい』と、いうリボーンの欲求に火を付けた。
息をつくのも我慢するくらいに、甘い声を盛らさない様、頑なに閉ざす唇を、リボーンは、ついばむように唇を被せる。
呼吸など出来なくなるぐらいに、激しくて情熱的な…
『ぁむ!んん…ン……ンフッ』
苦しいのか、肩をトントンと…力の入っていない手で必死に叩かれる。
先ほどより、何倍にも紅潮した顔、涙が溢れるように流れる様、鼻から漏れる声は、艶めいた縋るような甘い甘い声……
そろそろ良いだろうと、窒息寸前の唇を離してやった。
離れた唇は、大量の酸素を欲している様に口を大きくあけて息を吸い込む。
それを見計らって…
『今度こそ、ちゃんと良い声で鳴けよ…』
ラストスパートの様に、今まで以上に、激しく腰を揺さ振る。
『ヒャァア!ぁんっ…あぁ…あぁぁん…やぁ…ン…』
耐えきれないと言ったように、極上に淫美な鳴き声を出し続ける。
腰は自然に揺れ、リボーン自身を加えている蕾はキュウキュウとキツク締め上げていた。
『あぁん…あんっ…あっあっリボ…やぁぁ』
『はんっ…そんなに良いのかよ…』
『きもち…いぃ…ょ…ひゃぁんっ…リボー…ンすき』
『あっ!?』
『んぅ…す…きぃ!リボーン…リボーン