WOLF`S RAIN&Vassalord.
□☆始
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【トオボエVer】
シャラン シャラン
音が鳴り響く
異様な雰囲気の中
あえぎと共に清らかな
光と音がぶつかる様に…
===
初めて出会った同族
それは衝撃的な出逢いだった。
俺の中で 淡い期待と 熱い高揚が渦巻くのが分かる
「ツメ」
彼はツメと言う名だった
鋭く 攻撃的なオーラを纏ったツメは、俺とは正反対で・・・
だけど、とても優しそうに思えたんだ――
だから
今この凶暴に行われている無意味な行為も
甘いキスを落とす柔らかな唇も
俺は甘受した。
俺とは違う ツメの全てが知りたかったから・・・
ツメは なにを 思い、何を考え 俺を抱くんだろう?
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「あっ!ん はぁツメ…」
「ふっトオボエ、締め付けるな」
「やっ!だって、キモチ…いいからぁ」
「こりゃあ…とんだガキを拾っちまったなぁ」
「はぁ、あぁ!ツメ…ツメェ!!」
「くっ」
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俺は自分の精液を体に受けながら、 そのまま意識を失った。
ツメが俺から離れて、空いてしまった穴からトロトロと白い液体が皺をなぞって流れ出る
その意味も俺は判らない