WOLF`S RAIN&Vassalord.

□☆涙
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「あっ、はぁ… やぁだ」
ハァハァハァ

「んぅ…やめ てっ」


ハァハァハァ


血と埃の臭いが混じる中、生臭い 牡と汗の匂いが麻薬の様に脳内を麻痺させる


本当に 痛くて 辛くて

吐き気がする程 嫌なのに


体が心を裏切るように反応する。


性器はしとどに濡れそぼり尿道口からダラダラと甘い蜜が垂れ、淫部はヒクヒクと一筋の血を流しながら男性器から与えられる律動と液体を吸い取っている。



心は こんなに 痛いのに



嫌悪の涙を こんなに 流しているのに・・・




「ひぅ…もっ、やだよぉ」






===



空虚と空腹の中

あてもなく さ迷っていた



大切な 大切な人が
死んでしまった。



おばあちゃん




まだ 俺は
現実を受け止められずにいた――





フラフラと 人間の姿を保ちながら歩いていた

―警戒もせずに――

突然 強い力で 路地裏に連れていかれた



「なっ何!だっ誰だ!?」



知らない若い男
(だいたい20そこらか?)





「おい餓鬼。美味そうなツラしてるじゃねーかよ、なぁ」




舌舐めずりする男に、俺は感じた事の無い身の危険を感じた。





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