家庭教師ヒットマンREBORN!

□☆依存症候群
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自分なんて、どうなったっていい。

俺の心はすでに壊れてしまっているんだから

未来なんて、どうなったっていい。

俺の世界は先の見えない暗闇一色・・・
 



――――――
依存症候群
――――――



ぱぁぁぁぁん!!

響く銃声

倒れる身体

スローモーションに映る

銃を構えたリボーン。。。





「馬鹿だね。」

腹からドクドク流れる血液。

(あーあ、もったいない)

信じられない痛みがズンズンと俺を侵食していく。

(痛いなぁ〜)

この死への風穴は、目の前の黒装束の男が空けたもの


「俺を殺したって・・アンタの立場がヤバくなるだけなのに・・・」


息絶え絶えになりながら、俺はアンタを責めるような言葉を吐く


「これしか無かったんだよ・・・アホ牛」

張り詰めた空気。
久々に聞く、アンタの重く低い声

懐かしい。



「あは…なに泣いてんのさ・・・似合ってないよ・・・」



自分の血に濡れた手で、リボーンが流した涙をぬぐってやる
冷や汗を流す顔には似合わない、優しい笑顔を浮べて

なんでこんな事してやってんのか
自分でも理解不能。

きっと瀕死になってテンションが狂ったんじゃないかな・・・


「なんで、優しくするんだ?」


なんだ、その質問は?
そんな事、もう考えるのもめんどくさい。
俺は、したいようにしているだけだ・・・


「勘違い…しないでよ・・・」


リボーンの襟を掴んで俺はヤツの唇に舌を這わした。
割り込む様に、舌を蠢かして口内へ侵入する・・・
リボーンのくぐもった声が聞こえ、
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