家庭教師ヒットマンREBORN!

□お願い…
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リボーンの黒い瞳が俺を映さないのなら・・・

死を操る指先が俺に触れる事がないのなら・・・


いっその事・・・―――



【お願い…】

得意の我慢をしても、自然と意識が傾いてしまう。
出会ってから何度と、他に興味をぶつけてみたけど…あんたには敵わない。

好きなのか、愛してるのか
そんな幸せな気持ちは少しも無くて、もっと深い…
それは 俺の存在理由。

期待なんてしているはずないのに、視界に映るあんたの姿をキュと絞まる心臓が痛い程危険と知らせてくる

声を聞ければ止まる息
名前を呼ばれれば潰れる声

もう末期だよ。





吁、気付かれぬよう
誰にも知られぬよう


俺はそっと消えた。


気配を感じなくても、確かにあんたは存在して・・・目に映していないのに、鮮明に黒い死神が涙を伝って溢れる記憶から消えてくれない




もう、本当に駄目なんだと理解した・・・―――。


側に居ても居なくても、幼い頃から刻まれてきた想いは決して消えないのだと思い知らされるだけだった。

止まり消える事を知らない感情は、俺の全てを破壊する――


ボロボロ
壊れゆく



出会った時既にジャンクだったのかもしれないけど
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