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□下克上[パズー×ムス力エロ]
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「さあ‥早くその飛行石を私に渡さないと、シータの命は無くなるぞ?」
そう言うとムスカはまたパズーに一歩歩み寄った。
パズーはムスカが近付いてきた分と同じくらい後退した。

「さあ‥‥早く、さあ!」
ムスカは先程よりも語気を荒げてパズーに詰め寄った。



ムスカの後ろには木に縛り付けられたシータの姿が見てとれる。

「‥飛行石を手に入れてどうする?」

パズーは下を向いて答えが分かりきっている問いをムスカに投げ掛けた。
パズーが顔を上げると哀れむような笑いを浮かべているムスカと目があった。
「君は何を言っているんだ?‥そんなこと、聞かなくても分かりきっているくせに。」

パズーは分かっていた。
ムスカは 神 になりたいのだと。
痛いほどよく分かっていた。
もう何を言ってもこいつには無駄なことだ。

諦めて帰ってしまうか?‥そんなことはできない。
ムスカの後ろにいるシータは放心したような表情で頭を垂れている。



「‥‥君は飛行石を持っていても無駄だろう?」
ムスカが唐突に話し出した。
「‥パズー、2人で話さないか。」
「‥えっ‥‥。」

ムスカが思いも寄らないことを言って来た。
シータにもその問い掛けは聞こえたらしく、心配そうな顔でパズーのほうを見つめている。

パズーはそんなシータに少し笑いかけて、
「じゃあ、あっちに」
左手の中にある飛行石を握り締めながら歩き出した。





「‥パズー。君がシータを離したくない気持ちはわかる。だが、私には彼女の―――」
「飛行石がなんだって?そんなもん――‥、」


ホラッ!!

という掛け声をかけると飛行石を目の前の長い草ばかりのところへ投げ捨てた。


――ぴちゃ。

湿っぽい地面に落ちたのが分かった。

「‥な‥‥?!」
しばらくの間呆然と見ていたムスカだったが驚きの声を上げた。
「パズー!!君は、何を‥!」広い場所に響き渡るほどの大きな声を出したが、パズーは全く怯んでいない。

「‥見つけてみたら?見つけたら大人しく飛行石を渡すさ。」
口元に小さな笑みを浮かべてパズーは言った。

「‥――くっ」
悔しそうな表情をしたムスカだったがないものは仕方ないと思ったのか、音がしたほうへ歩いていった。
パズーはそんなムスカの後ろに着いて歩いた。

「‥何で、着いてくるんだ」
不機嫌そうな声でムスカが呟いた。
「別に、意味はないけど」
パズーは静かに答えた。




「‥‥―ない、ないないない!!!!」
暫く探していたムスカだったが我慢の限界に来たようだ。
「パズー!どこにあるんだ!」
「そんなん、分かるわけないじゃないか」
「―――‥!くそっ!!」

また前に向き直ったムスカに、パズーは静かに声を掛けた。
「うるさいな、静かに探せないの――?」
「なっ‥!」
振り向いたムスカの肩に手をかけてパズーは膝を思い切りムスカの腹に向かって突き出した。

「っ、ぐっ‥‥」
ムスカは苦しそうに呻いたかと思うと気を失った。
パズーはそんなムスカを起き上がらせて――――‥








ムスカが目を覚ますと目の前には楽しそうな表情のパズーがいた。
「どう、気分は?」
「ん、何を‥。」
まだ痛いお腹を擦ろうと手を伸ばそうとしたときに、自分が今どういう状況にいるかを悟った。

手足が動かない。太い木の根、細い蔓などに自由を奪われている。
「‥お前、これは何の冗談だ‥‥!」
太い木の幹に貼り付けられた状態でムスカは怒鳴った。

「‥うるさいなあ」
パズーは手をムスカに突き出した。
パズーの手には、ムスカの懐に入っていたはずの拳銃が握られていた。
「‥な‥‥それ、は」
「あんまり暴れると撃つからね、」
パズーは手にした拳銃を見てからムスカに目を向けて笑った。

「っ‥ひ、いぃ」
ムスカは思わず声にならない声を上げた。
パズーの目にはなかった。光が、宿っていなかった。
「悪かった‥私が、悪かった、から‥‥」
パズーの姿に余程怯えているのか、ムスカはうなだれて呟いた。
「‥へえ、悪かったって何かしてくれるの?」
拳銃を構えたままパズーはムスカを嘲笑った。
自分が不利になるとすぐに転がる。全く駄目な大人だ。僕はこうにはなりたくないな。

「そういう悪いこと考える人ってのは考えを改められないんだってね‥。」
「!‥そ、そんなことはない、から‥」
殺さないで、とムスカは小さく口にした。
「少し、黙ってろよ」
にこっとパズーはムスカに笑って言った。





「‥っ、い゙っ‥‥!」
ムスカの首筋には血が伝っていた。パズーの歯形が残って。
「ひ‥、い」
ぎゅっと目を瞑るムスカの頬に手を滑らせる。それだけで肩が大きく動くほど怯えている。
パズーは背伸びをしてムスカの口を自らの口で封じた。
「っ、ふ‥ぅんんっ‥‥」
パズーは口を離してムスカの目を見た。ムスカの目には困惑の色が広がっている。
ムスカは絞り出すような声で問い掛けた。
「‥っ、君の、目的は‥‥、?」
パズーは一瞬顔を伏せてからまたムスカの顔を見て言った。
「目的なんか何もないさ。ただ、あんたみたいな大人にはなりたくないと思って。」
パズーの目は冷たかった。
「‥もう、いいよね?また始めるけど。‥‥これから何されるかぐらい大人なんだからわかるだろうしね。」
パズーは口に微かな笑みを浮かべると、ムスカの服を脱がしにかかった。
「んっ‥、や、やめろ‥‥」
体を捩ってムスカが声を出した瞬間。
ムスカの顎には下から拳銃が突き付けられた。
「――!!」
「黙ってろって、言わなかったっけ」
パズーの指が引き金にかかった瞬間、ムスカの足はがくがくと震えだした。
「あ、わ‥悪、かった‥‥」
「――‥謝り方それでいいと思ってる?」
にや、っとパズーの口が動いた。ムスカは反射的に謝った。
「ご、ごめんなさいっ、ごめんなさい、ごめんなさ‥‥っ、」
どうして自分はこんな子供相手に謝っているんだ。
そんなことを考えたら発狂してしまいそうで怖くなったから何も考えないようにした。




パズーはムスカの服の前のボタンを外し、ズボンと下着を下げた。
「‥‥っ、」
真っ赤になっているムスカを見上げて口を吊り上げたパズーは、思いも寄らない行動に出た。
「――え、っ」
ムスカの手を押さえ付けるように固定してあった蔓を外したのだ。
「え、‥あ?」
少し痺れたような感覚の手を握ってみたりしながらパズーのほうを見やった。
「逃がしてやる気は更々ないからね。」
「じゃ、じゃあ何を――」

パズーはムスカの額に銃口を突き付けて言った。
「大人だからわかるだろうね。゙ひとりで゙やってみて。」
「っ‥‥‥?!な、――。」
ムスカは目を見開いてパズーの方を見た。
パズーは依然として銃口を突き付けたまま、「早くして」と急かした。

ムスカは、パズーから与えられた恐怖により完全に萎えきった自身に手を伸ばした。
「っ‥‥。」
自分で少し触っただけなのにやけに敏感に反応してしまった。その様もパズーに舐めるように見られていて赤面してしまう。

ムスカは戸惑いながらも手を上下に動かした。
「‥‥っ、ふ」
片手だった手もいつしか両手になり、次第に息も上がってくる。
「は‥‥、ぅんっ」
「あんなに威張り散らしてた大佐のこんな姿を゙ゴミ゙に見せてみたいね?」
「な、に言っ‥‥ひ、ゃ‥」
ムスカは手を懸命に動かしていた。
パズーを恐れているからではなく、自らの欲望に抗えないからだ。
「ん‥ふっ‥」
ムスカの自身からは先走りが垂れ始めた。
「へえ‥こんなにたらたら垂れ流しちゃって‥‥恥ずかしい。」
冷たく言い放つパズーの声が頭に響いたがムスカの手は止まらなかった。
「っ‥い、あ‥‥」
滑りの良くなった手を動かして、気付けば絶頂を迎えようとしていたら突然パズーが、
「もういいよ、」
と言ってムスカの手を先程のように張り付け始めた。
「んぁっ‥何し‥‥」
ぼうっとする意識の中でムスカは涙目になりながらパズーに尋ねた。
「ちょっと待ってろ」
冷たく言い放つパズーを余所に、ムスカの自身は熱いままだ。

パズーは細い蔓を使ってムスカの自身の根元を縛った。
「いあっ‥!ん、‥ぁ」
突然の痛みにムスカの頭は着いていかない。
「パンパンになっちゃって‥かわいそう」
クスッと笑うとパズーはムスカの苦しそうな自身を指で弾いた。
「はぐっ‥」
唇を噛んで耐えるムスカを見上げてパズーはニヤリと笑った。
パズーはムスカの自身に手を添えると半ば強引に扱きだした。
「くっ‥ふ、んんっ‥‥ぅ」
顔を真っ赤にして耐えるムスカの自身は限界を超えている。
「あっ、ぁ‥‥もっ‥」
「もう?何?」
ニヤニヤしながらパズーが聞き返すとムスカは顔を赤くしながら答えた。
「も、もう、出‥ぅ」
「何言ってる?それで縛られてるから出したくても出ないんだよ。」
嘲笑うかのようにパズーは言い放った。手は止めない。
ちゅくちゅくと卑猥な音が広い空間に響く。
「あ、あ、ぁあっ‥」
ムスカの中の熱が行き場を無くして騒いでいるかのようにムスカの体は火照ってきている。
パズーが根元から絞り出すように扱き上げると、ムスカの体は強張った。
「はあぁっ‥!んあ、ぁ!」
もうプライドなんて物がないかのように声を上げ続けるムスカを見てパズーはまた良からぬことを思いついたようだ。
手を突然止めた。
「んぁ‥あ、は‥‥っ」
既に焦点のあっていない目でムスカは心配そうにパズーを見つめる。パズーはそんなムスカを気にも留めずに草むらに入って行ってしまった。残されたムスカは己の体のどうしようもない熱に悶えていた。

少しして、親指ほどの太さの木の根を何本か持ってパズーが現われた。
パズーの手に握られた何本かのそれを見て瞬時に己の身に何が起こるかを悟ったムスカは声にならない叫びを上げた。
「―――‥!!!ぁあっ‥だ‥‥っ」
ムスカが駄目、と言うよりも早くパズーは手に持った木の根を一本、ムスカの後孔に差し入れた。
「――!!!!ぃあ゙っ‥!」
全く滑らない木の根は中々中へは入っていかない。痺れを切らしたパズーは強引に木の根を半円を描くように掻き回した。
「っ‥!ひぁ゙ああっ!!!!」
いやいや、と首を必死に横に振るムスカを気にせず木の根を回し続けた。すると、ムスカの後孔から血が伝ってきた。
「ひ‥ぃた‥ぁ、‥いたい‥」
口をだらしなく開けたムスカが呟いた。
「‥ふぅん、痛い痛い言ってるわりには、こっち、まだ元気なんだ?」
パズーは冷たくそう言うとムスカの自身を強く扱いた。
「んは‥ぁ、あっ‥、」
前には快感が与えられ、後ろには激痛が走っている。
痛くて堪らないはずなのに自分の自身は快楽に素直なようで目を向けられない。

「こんな子供に辱められるなんて――‥、さぞかし屈辱だろうね?」
「っ‥‥、ぅ」

パズーが血で滑りが良くなった根を掻き回す度にムスカは顔をしかめていたが、苦痛よりも快感が勝ち始めたらしく、高い声を上げ始めた。
「ぁ‥んん゙っ‥‥くぅっ」
そんなムスカを冷たい目で見上げたパズーは根の数を一気に増やした。
「っ、はぁっ‥!ぃ゙、ぁあ‥‥」
「じゃあ、僕はシータと帰るから、元気でね?」
そう言うとパズーはポケットから投げ捨てたはずの飛行石を取り出した。
「‥‥え?!あ‥っ――」
ムスカの悲痛な声を背に受けながらパズーはシータの元へ向かって行った。
パズーの口元は笑っていたが、目は全く笑っていなかった。

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