□初音みくが魔女っこになったようです。
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『マスターマスター!!!起きてください!!』


朝からこの超絶美声で起こされる僕は幸せだとおもう。

目の前にいるのは、かの有名な初音ミク

そう、電子の歌姫だ。



そんな彼女がパソコンという越えられない壁を蹴破って僕に触れているのは愛の力。



…というわけではなく。




『マスター!!みてみて!私に手紙が来てる!!
あるばす・だんぶるどあさんだって!』



一概に僕の魔法の力でミクは成り立っている。

















「………………」


『マスターマスター』


「…………………」







僕は起きない。
ただの屍のようだ。








『マスター起きて?』


「………………………」








きのうミクに
「明日はちゅーで起こしてねvV」

と言ったから起きない。









『マスター、ねえマスター』


「…………………………」






どんなに美声で起こされても絶対にみくたんのちゅーで起こしてくれないと起きない。

しかも焦らされてるからべろちゅーにする。
絶対にする。









『………起きねーとケツからネギ5本つっこむぞ』


「すみませんでした起きてますごめんなさいだから手にあるネギしまってお願いパンツとらないでぇぇぇえ!!」




らめぇぇぇぇと言いながらミクに懇願して土下座したらやっと許してくれた


しかし、おパンティはとられた。
下半身丸裸で女の子の前に立つのはいささか恥ずかしいがまたある一種のプレイだと思えば…





うん、悪くない(キリッ



























『マスター、それでね。
ホグワーツ魔法学校に行きた「ダメです。」』


『ホグワーツ魔法がっ「ダメです。」』


『がっこ「ダメです」


……………チッ…』






チッて言う舌打ちは僕には聞こえてない聞こえてない。










『マスターなんでダメなの!!普通のこは通ってるじゃん!!』


「ダメなものはダメなの!!危ないとこにマスターなしでどうするの!!」


『ヤダヤダ行きたいー!!』


「わがまま言わない!!ダメったらダメ!!ダンブルドアには僕が手紙を送っとくから!!」


『やだ!!
……っマスターのバカっ!!
私は行きたいの!!
オタンコナス!!キモオタニート!!ロリコン!!ヒッキー!!顔面性器!!』


「ちょっ…んな言葉どこで学んだんだよ!!」


『陰毛面!!変態!!性不感!!童貞!!ケツ淫乱男!!チ●コちっちゃいんだよ!!キモオタニート!!マジワロスワロスだよ!!

もう…もう……マスターなんて、性病になってチ●コからどんどん腐ってけ!!バカァァァァァ!!』


「オレのみくたんが汚い言葉覚えたぁぁぁぁあ!!」






そうしてミクは泣きながらパソコンの画面のなかにずるりと入っていってしまった。















「んで、どうしろと。」

残された僕はミクの去っていった後ろ姿を見つめていた。











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