04/09の日記

03:45
高木秋人
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中2の春

高木、いや高木様に勉強教わり中。



「何が解んねーの?」

教科書を片手でパラ見しながら
テストはいつも学年トップの高木秋人が聞いてきた。

「………ここまでくると何が解んないのかも解んない。」

そう、《解らないから教えて!》ではない。《私って何が解ってないのか教えて!》である。
成績は中の上あたりだし、勉強は嫌いじゃない。むしろ好き。
今年こそはもっと上を目指したいから、毎日勉強したいと思ってる。
んだけど………





「知恵美、解んねーのが解んねーの?」



「いやー、どう勉強すれば良いのかいつのひか全く解んなくなって…」



右手にはシャーペン、左手は頭の上に持ってきて照れ隠し。
ま、照れる様な事が無いんだけど…。



「知恵美の将来の夢って何なの?」


唐突に言われて少し驚いた。
知恵美は最近、将来について良く考える様になっていた。
なりたいものはそりゃあるが、
人に言える様な夢じゃない。
どちらも夢の様な仕事であり、現実的な仕事なのだ。
笑われるが落ち、知恵美はそう思って誰にも夢の事は言えないでいる。



「まだ決まってない。」


「じゃー何で勉強?」


「自分の力試してみたいし。そう言う高木はどーなのよ。」


「俺は天才だし、勉強なんてしてないぜ?」

はいはい解りました自称天才。


「ただ、何も目的持たないのと、持ってるのでも、かなり違うと思うしよー。」


「今その目的を見付けてんのよ。」


「ならひたすら勉強する事だな。」


決まった!…みたいな顔をしているが、まだ続けるようなのであえて突っ込まないでおこう。



「ひたすら勉強すれば悪いことはねーしむしろ良いことばっか。それに夢は広がるわけだし、心の底からやりたい事が見付かるはず。ま、勉強だけじゃねーけどな。」



成る程。
高木さん、格好良い事言うじゃない。



「高木は真城君と漫画家目指してるんだっけ?それと香耶も」


「何で見吉がいんの。」


「あらら、照れちゃって将来のお嫁さんでしょ?」




にまっ




「お前その笑いやめろ!気持ち悪いから!」


「おほほほ、悪いわね元がアレなもので。ていうか高木、あんた流されてるけどこんな事してる暇あんの?」



「ない。」







教室から出て行った高木。
つかあれ?勉強教えてもらってない。













ま、いっか。













また日記小説書きながら寝てしまいました。部活が終わって午後は全部睡眠時間でした。もったいない時間を過ごしちゃいました☆
明日は入学式です。自分は吹奏楽部なので入退場の演奏があります。だから午後練しようと思ったのに〜!!!というか後輩が入って来るんだ!先輩って呼ばれるのかな。ドキドキ(`・3・´)

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