04/06の日記

17:34
流川楓
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暇で暇で堪らない日。
言い方を変えればやる気が無い日。やる気が無いから何も出来ずにただ時間が流れて行く事がともにとっての暇で暇で堪らない日。

退廷そんな日は天気が良さえすれば外を散歩、天気が良くないなら1日中ずっと漫画を読むか寝るか携帯を扱うかのどれかだった。

勿論とも自身こんな時間の過ごし方は好きなわけじゃない。
今日は本の気まぐれで小さい頃よく通った公園にお茶とサンドイッチをコンビニで買って持って行き食べることにした。



「懐かしい…」



滑り台、ぶらんこ、鉄棒、砂場…
今見るととても小さいものに見える。


「おっきいなー。」


だが昔も今もバスケットゴールだけは大きく感じる。
小学1年生までよく通っていた。
そこでともはある事を思い出した。
5〜6年生位のお兄ちゃんがよく一人でシュート練習をしていた。
こんな大きなゴールにボールをスポスポ入れてたのが印象的だった。



―シュパッ―



そう、調度こんな感じだった。
ゴール近くにいてシュート練習してたお兄ちゃんから『邪魔』って言われた事がある。









「あんた誰、邪魔。」






後ろには自分より身長がさん…、いや40センチくらい高いお兄ちゃんがいた。昔に増して無愛想度が増えてる感じがしたけど確かにこの台詞はあのお兄ちゃんである。



「すっすいませんっ!」



「いや別に…」



凄く格好良い
というか怖くなった。
前はこんなに男らしい感じはしなかったのに。
ともは近くにある1番大きい滑り台のてっぺんにうつった。





1時間後




よく自分も飽きなかったものだと思ったがその前にあのお兄さん、1時間ぶっ通しでバスケが出来るなんてプロか?
プロが1時間ぶっ通しでするかもそれ以上するかも知らないけど。


お兄さんが手を止めた。
流石に限界なのかな?という考えがともの頭に過ぎったが違った。
何かを見てる。
お兄さんの目線の先はとものお茶とサンドイッチだった。
お兄さんは欲しそうだけど…
ともは咄嗟に口を開いた。


「あ…あのぉっ!」


気付いたようだがともが言ったことは上手く聞こえなかったらしい。仕方なくゴール付近まで行った。


「宜しかったらそれ…」

ともはお茶とサンドイッチを指差した。



「……どうぞ。」


「………ども。」



お兄さんは真っ先にお茶に手をのばすと口端からお茶が溢れるくらいに一気に飲み干してタオルで口元を拭った。サンドイッチも一気に食べるかと思ったら、こちらに歩み寄って来た。片手にサンドイッチを持って。


「はい。」

「え?」

「2個入り。」

「あ、有難うございます。」


私があげた物だけど…
お兄さんは自分の分を取るとベンチに座って食べだした。


「………座って食べれば?」













「バスケ好きなんですね。」

「………バスケ部。」

「どこ行ってるんですか?」

「…………湘北。」

「湘北!!?」

「…おー。」

「じゃ、もしかして流川楓さんですか?」

「…何で知ってんの?」


そりゃうちのお兄ちゃんが湘北高校だし流川楓ってバスケ関連の事で話はよく聞いている。

でも知っている理由は違う。














「前にここで会いましたから…。」












何か変な終り方になりましたね汗

今日は暇で暇で堪らない日でした。バクマン。ずっと読んでました。何か今日は疲れました。明日は始業式です。楽しみだけど、クラスと先生が気になります。噂によると怖い先生がうちの学年に来るとか…

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