丸井ブン太

□お前専用の、甘いお菓子。
1ページ/2ページ




『わあ、おいしそう!!』







「天才的だろい?」







『うん!すごいすごい!!ブンちゃんは天才だよ!!』








「へへ。」









『でも、二人だけじゃ食べられないよ。弟君たちにもあげるんだよね?ブンちゃん一人では食べないよね!?』






「食べねーよ!…まあ、あいつらにもあげるぜ。」







そう言って、ブンちゃんはケーキをきれいに切り分ける。











今日は休日で、今はブンちゃんの両親は家にいない。二人で買い物に出かけている。






私は、ブンちゃんの家に遊びに来ていた。










私とブンちゃんは付き合っている。








ブンちゃんと名前で呼ぶのはまだ恥ずかしいけど、名字で呼ぶと、「俺の彼女なんだから。」と叱られる。









「じゃ、これ、あいつらにあげてくる。」









『うん。』










そう言うと、二人分のケーキを持って部屋を出ていった。







_
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ