丸井ブン太
□お前専用の、甘いお菓子。
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「ふう。ごめん、遅くなった。」
『いいよ、別に。』
「じゃ、食べるか。」
「うん。いただきます。」
『おいしい!!』
「当たり前だろい？俺が作ったんだから。」
『また今度作って！』
「今度じゃなくても、いつでも作ってやるよ。」
『やった！』
「じゃあ、コレ食べたら、お前専用のお菓子、やるよ。」
『やったあ！
………て、私専用？何それ。…………ていうか、これ以上食べられないよ。今日はいいよ？』
「大丈夫大丈夫。俺がお前に、お菓子よりも甘いお菓子、あげるからさ♪」
その言葉の意味がわかるのは、それから数分後のこと。
甘ーいお菓子。それはブンちゃんからの甘い甘いキスでした。
*Fin