第一弾<book>

□オドントグロッサム【音羽様】
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お前は・・・

初めてあった時から

特別だったんだ


 
特別の存在



『グレイっ!!』

オレがギルドに入って来るや否やパタパタと走り寄ってきたルーシィ

『あのねっ!』

ごそごそと自分のカバンをあさりだす

「どうした?」
『えーとねー・・・』
「・・・(微笑」

最初は妹みたいだと思ってたんだけどな・・・
いつから特別になったんだろうか?

『あ、あった』

いや、最初からルーシィは特別だったんだ・・・
言うなればいつから好きになっていたのか・・・だな

『ちょっと?聞いてる?』
「あ?ん・・・あぁ。聞いてる聞いてる」
『えー・・・』

疑いの眼差しを向けるルーシィ

「まぁ、なんだ話続けてくれよっ」

冷や汗が首筋をつたう

『もう・・・っ、てか服』
「ぬぁあっ!」

なんで脱いでるときにいわねーんだよっ!

『たくっ・・・でね、これっ!!』

ルーシィが手を差し出してきて
その掌には小さな指輪があった

「なんだ?その指輪」
『えっと・・・ね・・・』

ん?なんかルーシィのやつ顔赤くねーか?

『あの、グレ、イ?』
「あぁ、どした?」
『この指輪ね・・・っ、ママがお父様と付き合ってる時に頂いた指輪らしいの・・・っ、えっと、で、でね・・・』

なんか、もじもじしだしたルーシィ

『ママがこれくれた時・・・【いつかルーシィに特別な人が出来たらあげなさい】って言われて・・・えっと、だからねっ・・・』

あげたい奴でも・・・いんのか?
ナツかっ!?いや・・・ロキ?
ん?んん〜・・・?
どいつであろうがムカつく野郎だな・・・っ(イラッ

「へー、で?」
『だ、だから・・・っグレイに、これっ・・・(////』

手をとられ、掌に指輪を乗せられる

「・・・っ」

え?なんですか?
オレ期待しちゃっていいわけ?

『い、いらないなら「ルーシィ・・・」は、はい・・・』

ルーシィの体に力が入ってるのを感じる
オレだって緊張してんだぞ?

「えーと、あれだ・・・っ」
『あれってなに・・・?』

上目遣いで見上げてくる

「っ・・・オレもお前と同じ気持ち、だっ」
『何、よ・・・っ、ちゃんと言ってくれないと・・・わかんないわよっ(////』

真っ赤な顔で言わないでくれよ・・・っ

「だぁぁっ・・・!たくっ、オレもルーシィのこと特別だっつってんだっ!」

言った・・・
オレは言ったぞ・・・っ!

『・・・』

えっ?なんで無言?えっ?
恐る恐るルーシィの顔を見る

『・・・っ(////』

赤面したルーシィがそこにいて
どうしょうもなく愛しくて
抱き寄せた

『ちょっ、やっ、はなs「好きだ」ぬっ・・・・!(////』

オレは
こいつを一生はなせない気がする・・・
それほどにルーシィが好きなんだ・・・っ

だから・・・
オレは目の前でフリーズしてるやつの唇をとりあえず奪ってやった。
案の定また赤くなる。

ルーシィは凄く愛しい・・・【特別の存在】だ



ー終わりー


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オドントグロッサム
【特別の存在】


 

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