遊代
□プライド
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ってうな訳あっかぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
ルーシィに近づこうとして踏み出した足を必死に押し留めて、オレは心の中で叫ぶ。
ドクドクと脈打っている心臓の音がやけに大きく聞こえる。
「あー…心臓、煩せぇ。」
そもそも、こいつが無防備に寝てるのが悪い。
でも、寝ろと言ったのはオレだ。
ちくしょう…!
触れられる距離にいて触れてはダメな関係とかどんな生殺しだよ。
…もう、この気持ち伝えちまうか。
そんときこいつはどんな反応をするだろうか。
真っ赤になったり思考停止したりするのかもしれない。
そんなことを考えるだけで楽しくてしかたない。
今自分が悪役っぽく口角を上げているのがわかる。
寝ているルーシィを見ながら呟く。
「覚悟しろよルーシィ。」