文章部屋。
□この胸の中にあるもの
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あの人はとても遠くて、きっともう私のことなんて忘れてしまったんだろう。
いつしか連絡も途絶えて、携帯は鳴らないままで。
…なんだかあたし馬鹿みたい。好きだって言われたわけじゃないし、あたしだって言って ないのに。中途半端な関係で時が過ぎて、いつの間にか会う事すらなくなった。
この気持ちは寂しいって言うのかな?毎日会えた時には気付かなかった。気付きたくなんてなかった。知らないままなら良かったのに…。
何も変わらないまま毎日が過ぎていく。
あたしだけ取り残されてる気がして、それでも知らない振りをする。
多分考えちゃダメなんだ。そうするとドロドロした感情が溢れ出して…自分が駄目になりそうで怖い。
でも、きっとそうやって引きずってるのはあたしだけ…。あの人は見知らぬ地で楽しくやっているんだと思う。
それがとても悲しい。伝える術もないわけじゃない…だけど今更言ってもきっとあの人は忘れてしまってるよね?
時間が経ちすぎて、もうあたしも顔と声をあまり覚えていないんだ。あんなに好きだったのにね。
そうしていつか思い出に変わっていくんだろう。
だからそれまでは心のどこかにあなたがいて、僅かなキズを残して。
―いつかまた出会えるなら、その時は笑って懐かしむことができたら…いいな。
fin
あいたたた…です。妄想というより…げふごふん。