萌尽きた物

□とりっくおあとりーと(九月拍手プラス)*
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  ※複数です(笑)※







四つん這いの態勢で政宗は、幸村の雄におずおずと舌を這わせると、そのまま口中に含む。
「んっ…むぅ…」
普段は口淫なぞやってのけない政宗が必死になってする様は、幸村をひどく興奮させた。
「政宗殿…いやらしゅうございますな…」
政宗の髪を、顔を撫でながら幸村は囁いた。
「真田様…あんまりいじめないで下さいませんかね?…うちの大切な当主なんですから」
やれやれ、と云った感じで小十郎が幸村に言う。
「いじめる…とは心外でござる。某は政宗殿を心から好いているのに」
拗ねたような口調で幸村が言い返す。
「すっ、好きな奴は…こんなコトしようとしねーよ!」
政宗は幸村の雄から口を離すと、二人に向かって叫んだ。
「大体、小十郎!オマエもなんだ!?悪乗りにも程があるだろ?!―もう、いいだろ?悪ふざけは仕舞だ、幸村も――」
体を起こそうとした矢先、政宗の雄を小十郎の手が包み込んだ。
「ッあ!…やめ、やだ!…離せ!バカ小十郎!!」
背後から小十郎にゆっくりと雄を扱かれて、政宗はイヤイヤと首を振る。
「…この祭りの首謀者は政宗様なんですから、きちんとケジメは取って頂きませんとね…」
「け…ケジメって…!んう!」
抗議しようとした口は幸村に封じられた。



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