キリリク
□付き添いはツライ！（ｷﾘﾘｸ）
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マッタク、主人とその情人じゃなきゃ瞬殺してるトコロだ。
佐助は深く溜息を吐いた。
大体、何で。そう！何でこの二人の物見遊山に（兼荷物持ち）付き合わされなきゃならんのよ！
佐助は手にした風呂敷包みに目を落とす。
政宗が幸村にと、作ってきたお重。一体何が入っているのか、めちゃめちゃ重い。
『…忍は戦手利剣より重いモノ持てないっつーの！』
そりゃ、鉄線仕込んだ槍ブン回してる旦那や？化け物じみた握力で六爪振り回す竜の旦那と違うのよ。
オレ様は繊細なのよ。
溜息と共に後方を（見たくは無いが）見ると、三度目の往来の邪魔になっていた。
「……もう、アンタ等道歩くな！」
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