戦国系統
□如月の不安
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近頃は戦もなく
平和な日が続く毎日
それでも幸村は毎日欠かさず朝の鍛練に励んでいた
「ふう、今日もいい汗をかいた」
「はい幸村様、手拭いです」
千代が手拭いを持って幸村に近付く
「おお、ありがとう千代…ってくのいちではないか?」
「エヘヘ〜、どうぞ幸村様!」
くのいちの足下を見るとうつぶせに倒れている千代がいた…
「あ、ありがとうくのいち… 大丈夫か千代?」
「くぅのぉいぃちぃ? いきなり何をなさるのです…」
ゆらりと立上がりくのいちに向き直る千代
「じゃ・ま・な・の!(笑)」
くのいちの一言に怒り凄まじい蹴りを繰り出す千代
くのいちはそれをヒョイっと避けた
「待ちなさい!! 殴るわよ!!」
「やれるもんならやってみな〜」
(平和だなぁ…)
微笑む幸村
今日も平和です