戦国系統

□頑張るくのいち
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「幸村よ」


「あ、父上、どうしましたか?
…その後ろの方はどなたで?」


幸村と呼ばれた青年は馬の手入れをしている手を止め父・昌幸の方を向く

昌幸の後ろに見知らぬ少女


すると彼女が口を開いた

「始めまして〜 今日からア・ナ・タ・をお守りする忍びのくのいちで〜す ヨロシクね〜ん」



幸村は固まった



前々から真田十勇士の他に更に忍びが付くとは聞いていたが…


「どうした幸村?」

「どうしました幸村様〜?」


幸村は思った
本当に忍びかこの娘は?
見た目も薄着で忍びらしくないんだが…



「あ〜幸村様! 今こいつ本当に忍びかとか忍びに見えないとか思ったでしょ!」



ズバッと当てられたじろぐ幸村



「そ、そのような事は…」



「あたしね、これでもエキスパートなんですよ!」


えきすぱあと?
何の事かさっぱりだが…




「ふぅむ… だったら幸村、この娘と試合して見るか?」



昌幸の言葉に今一つ傾げる幸村



「やってみましょうよ〜! 納得できないならやれば分かりますよ〜」


くのいちの言葉に仕方なく頷く幸村


「分かった、では早速鍛練所の方で…」
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