生徒会の日常生活
□議題1:『思いつきでなんでも決めるな!』
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「あっおはようございます!梓先輩!!」
梓「おはよう〜日和ちゃん」
庶務:北條 日和 -ホウジョウ ヒヨリ-1年
生徒会唯一の1年生で第一印象は真面目で大人しい
でも生粋のオタク
日「今日はやっぱり朝から生徒会室集まりますよね?」
梓「うん、今日は珍しくあの顧問も来るみたいだし」
梓は少し頭痛を感じながら言った
日「鈴童先生…何考えてるんでしょうね?」
「先生も随分な言われようだなぁ…;」
すると梓と日和の後ろから意味もなく白衣を着た男が現れた
日「わッ!鈴童先生いつの間に!?」
顧問:鈴童 鳴海 -リンドウ ナルミ-
生徒会執行部の顧問だがやる気がとことんなく厄介ごとだけ持ち込む
いつも無意味に白衣を着ている
梓「だったら変なことばっかり仕出かさないで下さいよ」
鈴「いや、だってめんどくさいし俺は楽だし」
梓「それでも教師か」
鈴「あいにくこれでも教師だよ
梓、全員生徒会室に集めとけよ〜」
そう言って鈴童は教師用玄関に入って行った
梓「言われなくとも分かるよ…!
日和ちゃんのクラスって、寒梅先輩と鬼灯先輩のクラスに近かったよね?生徒会室に呼び出してもらえる?
私は、八雲君と心愛を呼び出すから」
日「分かりましたッ!
あ…渚先輩は…?」
日和は少し控えめに言うと梓はまたため息をつく
※周防渚はいつも遅刻ギリギリに来ている
梓「兄さんは私から携帯で呼び出すよ…
(なんでこういうときまで遅刻ギリギリで登校するのよッ)」
そう言ってそれぞれ学年ごとに分けられた下駄箱に向かった
―教室―
「あ、来た来たッ!!もう待ちくたびれたわ」
「心愛おはよ〜、八雲君は?」
心「あぁ、笹崎ならもう生徒会室行ったよ
どうせ集まらなきゃいけないだろうからさって」
会計:如月 心愛 -キサラギ ココア- 2年
梓とは同じクラスで親友一言で言えば美少女
だが腹黒だったりする
梓「そっか、じゃあ私達も行きますか」
心「あれ?会長に連絡しなくてもいいの?」
梓「ご心配なく、もう連絡したから
(心愛ってなんでこうも鋭いのかしら…?)」
―生徒会室―
心「どうやら会長以外は全員集まってるみたいね」
梓「…そうだね」
梓は兄である渚が迷惑をかけていることに対して罪悪感を感じた
「会長のアレはいつものことだしな」
梓「だからこそ申し訳ないんだよ…八雲君」
書記:笹崎 八雲 -ササザキ ヤクモ-2年
ルックスがよく性格も特に問題も無い
ただ中学時代は最凶最悪の不良と恐れられていた
「気にしなくてもだいじょーぶだよッ!!アズりんは悪くないから!!」
梓「鬼灯先輩…
とりあえず『アズりん』はやめて下さい」
書記:鬼灯 零 -ホオズキ レイ-3年
見た目年齢が中学生と間違われるぐらい身長も低く可愛い
だが成績優秀で運動神経抜群
いわゆる才色兼備
「もうそろそろ来るね、バタバタ廊下を走っている音が聞こえるから」
「いや耳良すぎでしょ、寒梅先輩…」
会計:寒梅 紅 -カンバイ コウ-3年
炎髪灼眼の彼はいつも不良と間違えられるが自毛
性格は温和で内向的な部分もあるが優しい
だが二重人格だったりする
すると勢いよく扉が開き生徒会長である渚が駆け込んできた
渚「おっみんな集まってたか!おはよーさん」
梓「兄さん…会長の自覚ある?」
鈴「集まったな
んじゃ会議始めるか」
けだるそうに現れた鈴童の登場で空気が張り詰める
笹「で、先生…ホントにするんですか?」
鈴「当たり前だろ?
もうこれ配ったし」
鈴童の手にはB5サイズのプリントを全員に見せた
―――――
〜生徒会執行部からのお知らせ〜
前回、配ったプリントの以下の内容を今日の放課後から実施します(ノ><)ノ
主に部活動・専門委員会を対象にした《イベント》です(`・ω・+´)キラン
部費のUpや部室環境の整備など『生徒会執行部』ができる範囲のことならなんでもOK!!(o^-')b
何か要望の部活動や専門委員会の方は生徒会室に行って《ゲーム》を生徒会メンバーに提示して下さい(*´∇`*)
《ゲーム》とは、要望する部活動・専門委員会側から自分で決めて挑んで下さい♪
例えば…
『じゃんけん』『ポーカー』『PK対決』などなど校則を破らない程度ならなんでも構いません!!^^
それと《ゲーム》する対戦者なども選んでもらっても全然いいです(^ ヮ ^*)
どんどん参加しちゃって下さいね\^o^/
お待ちしております|電柱|ω ̄) キテクダサイッ!!
顧問:鈴童 鳴海
―――――
「「「「「「「何してくれてんだこのアホ教師!!!!」」」」」」」
みんなの気持ちが一つになった瞬間だった
日「これ明らかに不利ですよ…!」
寒「北條の言う通りだ…このままじゃヤバい」
笹「おそらく自分達の得意分野で来るでしょうからね…」
梓「何考えてるんですかっ!!!」
鈴「いやだってよォ
いちいち書類とか見るのだるいしさ」
心「見てたのはアタシらでしたけど」
鈴「それに手っ取り早いだろ色々と
俺は俺で楽しめるし
いやぁ〜思いついた俺って結構頭いいんじゃね?」
零「そうだねぇ〜
中学2年生並の知能だよぉ〜」
鈴童以外全員うなだれていた
鈴「つーことで渚
何かトラブルになったら渚の責任だからな」
渚「はぁ!?なんで俺が!!?」
鈴「ガンバレよ〜生徒会長ォ」
鈴童はそう言い残し生徒会室から出て行った
渚「思いつきでなんでも決めるな!」
そして梓はぽつりと言った
梓「一番のトラブルメーカーに言われても説得力無いんだけど」
その言葉に全員同意したのだった
end