黄色い王子様

□第一話
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中2の春

それまでくすぶっていたオレ、黄瀬涼太はバスケ部に入部した




ある日の体育の時間


わーわー、キャーキャー
女生徒1「すごーい!」
女生徒2「何ー?」

女生徒1「体育のサッカーでリフティングのテスト中なんだって」

女生徒3「黄瀬くんとサッカー部の田中くんだけ全然落ちないのー」

田中(こいついつまで・・・素人のボールさばきじゃねーぞ!?
サッカー経験ねぇんじゃねーのかよ!?)


こんなんちょっと見ればすぐできんじゃん
むしろできない奴のほうがナゼ?!ってカンジだよ
つーか・・・100回以上で評価Aって言ってたしもーいいや

オレはそう思いボールを上に蹴り上げてゴールにシュートした


キャーッ!!


先生「う・・・ん、黄瀬はA・・・だ」


ってか、騒ぎすぎ
こんなんできて当たり前じゃん
つまんねーな




その日、廊下にて


容姿(スタイル)オッケー、運動オッケー、勉強もまぁオッケー・・・けど、つまんねーな
スポーツは好き・・・だけどやったらすぐできちゃうし、しばらくやったら相手がいなくなるんなよなー・・・
誰でもいいからオレを燃えさせてください
手も足も出ないくらいすごい奴とかいないかなーいんだろどっかー、てか出てこいや!

黄瀬「なーんて・・・『ゴッ』いってぇ」

ボールかよ
ってか顔じゃなくてよかったー
一応モデルだからなー

?「ワリー、ワリーって・・・モデルで有名な黄瀬クンじゃん!」

黄瀬「っだよー」

少しイラッとしたがオレはそいつにボールをかえした。

?「サンキュー」


ってか結構痛かった
にしても、アイツ黒かったな
でも、さっきのって・・・バスケか
まだ、やったこと・・・
そーいや・・・帝光(ウチ)のバスケ部ってかなり強いって聞いたことあるな
ちょっと覗いてみるか


オォォ、キュッキュッ
スポッ

先輩「青峰、ナイッシュー」

?「大輝、腰の位置、もーちょい低め」

青峰「りょーかい」

す、すっげー
・・・ってかあのマネージャーみたいな子、チョー可愛い!
1年か3年かな
2年にあんな可愛い子いたっけ?
って、そーじゃなくて・・・あの速さであの動き・・・再現できるか!?
ムリ・・・いや・・・頑張れば・・・やっべ、いたよ
すごい奴・・・!!


青峰「ん?オマエ、さっきの・・・」


この先オレがどんなに頑張っても追いつけないかもしれない・・・
けど、だからいい!
この人とバスケがしてみたい・・・!
そんでいつか・・・超えてやる


黄瀬「バスケ部入れて・・・入れてくれないッスか!?」




こうしてオレはバスケ部に入部した






続く
 

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