星蘭の詩(ウタ)― 詩 ―

□恋愛の詩
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ありがとう だいすきでした




告白したのは君の方

嫌々ながら承諾したのは僕の方

だけども実際付き合ってみて 僕は君のことをたくさん知った







雷が大嫌いなこと

虫が大嫌いなこと

曲がったことが大嫌いなこと





甘いものが大好きなこと

可愛い動物が大好きなこと

ぬいぐるみが大好きなこと




いつからだろう

僕の方が君に惹かれてた

離れたくないと願ったのは僕の方

そうまるで 甘い罠にかかったみたい

でも君の罠になら かかったままでもいいやと思った













別れを告げたのも君の方

離れたくないと思ったのは僕の方

『貴方のことが嫌いなわけじゃないの』

あぁ なんて残酷な言葉だろう

先に好きだと言ったのは君なのに

離れたくないと僕に思わせたのは君なのに

いっそのこと『嫌いだ』と言われた方がまだ傷は浅かったのに

ねぇお願いだよ

そんなに優しい顔をしないで

そんなふうに困ったような顔をしないで

君はずるいね

それでも僕は笑っていった






―― ありがとう 






ありがとう

ありがとう

ありがとう

大好きでした

本当は今もきっと大好きで

でも君にそれを告げたなら 君はきっと困るから

僕は 笑って君と別れるよ





ありがとう 大好きでした



 
































恋愛の詩 第一弾からこんな詩って……

でも、この詩の男の子の気持ちは本当だと思います。

中途半端に『嫌いなわけじゃない』なんて言われるくらいなら、

すっぱり振られた方が傷は浅いと思うのですよ。

はい。

今度は甘い詩を書けたらいいな。


 
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