めいん(BL side)
□GET DOWN! <千早×未来>
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「…いやっ…」
「いや、ってもっと強くして欲しいの?」
なんで、なんでこんな事になってるの…。
『外食続きは身体に良くないから』
と料理上手なお医者さんに言われるままにお家に招待されて、
純和食の食事をご馳走になった。ご飯なんてお鍋で炊いてくれてすごく美味しかったし。
「…ち…ちがっ…」
「素直に言わないとこの手緩めちゃうよ」
食後のデザートまでついて(ちなみに大好きな南瓜プリン!)いたせり尽くせりで、ソファーに横になっていたら
『こんなトコロで寝ていたら襲っちゃうよ』
なんて、いつもの冗談を言ってくるから
『ボク、南瓜プリンより美味しいかもよ』
と、ふざけて返しただけなのに。
『じゃ、いただくかな』
と僕に覆い被さってきた千早さん。
広い胸板が僕を逃がさないようにソファーと挟むように押し付けてきた。
『ち…はやさ…んんっ』
ボクの最後の言葉を飲み込むように唇を塞がれる。
舌がすぐ絡まりほどけなくなる位吸い付かれて呼吸がままならない。
どうしよう…
水中で溺れるみたいに酸素がカラダにうまく行き渡らないせいか何も考えられなくなる。
それでも応えなきゃいけないかな…妙な使命感から舌先に少しだけ意識をのせるように持ち上げると千早さんの舌の動きがさらに荒くなった。