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□先輩後輩
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『健也!デートしよーよ』
この人は俺の彼女の名前先輩
すっげー可愛くて競争率が高いなかめでたく付き合うことになった
しかも名前先輩からの告白
浮かれてしまいそうな自分が怖くて 大人っぽいって思われたくて
どうやって対応すればいいか緊張してしまう
「どこか行きたいところとかありますか?」
『んーちょうどお昼だしファミレスとかでご飯がいいな』
先輩のリクエストで某レストランに入った俺達
周りの男が先輩のことをみてるのは嫌でもわかった
かなり気になったが男ことは放っておいて
名前先輩の方を見てみるとかなり悩んでるようだ
「先輩。この間は割勘だったんで今日は奢りますよ」
『でも私 ボロネーゼ食べたいんだけど パフェも食べたくて…』
焦って大丈夫だよという先輩
ここで奢るのが彼氏ってもんだろ
「大丈夫っすよ 好きなのを食べてください」
注文したものを嬉しそうに食べる先輩
喜んでもらえたようだ
あ
「先輩 チョコほっぺについてますよどうやって食べたらそんなとこに…」
『えっどこどこ』
「拭いてあげますよほらとれた」
『んーありがと♪』
ほんとは拭くんじゃなくてほっぺにちゅーみたいな感じがよかったんだけど
公共の場だしやめておいた 決してヘタレなんかではない
「この後はどうします?」
『すぐそこのゲーセンでも行こうか!私健也とプリ撮りたい!』
「じゃ、もう少しゆっくりしてからいきましょうか」
他愛のない話をした後 ファミレスを出てゲーセンに入る
『新しいプリ機でたんだって〜あ!かわいい!』
そういって走り出したかと思うとUFOキャッチャーのアクリル板に張り付いている
「これが欲しいんすか?」
『なに健也UFOキャッチャーできんの?!』
おー目がキラキラしている
「まあ得意分野ですかね あのうさぎでいいすか?」
『うん!頑張ってー!』
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『わー落ちたあww』
「はいどうぞ」
『すごーい健也すごーい!!あっこれ抱いて寝よーかわいー』
すごいとかわいいを連発する先輩
子供みたいだ
『あ 今子供だなって思ったでしょ』
何でわかったんだろう
むうっと頬をふくらませて睨んでくる
そういうところが子供みたいなんですよ
『健也はさあ ちょっと大人っぽすぎるよねー
好きなとこつれてってくれたり ファミレスでもさあ』
やばい本当にそう思われてたとしたらすっげえ嬉しい
でもここで嬉しがっては台無しなので
どっちが先輩だかわかりませんね
といってやった
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『じゃあ敬語と先輩付けやめられるね』
かわいすぎる