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□先輩後輩
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『健也!デートしよーよ』


この人は俺の彼女の名前先輩

すっげー可愛くて競争率が高いなかめでたく付き合うことになった

しかも名前先輩からの告白
浮かれてしまいそうな自分が怖くて 大人っぽいって思われたくて
どうやって対応すればいいか緊張してしまう




「どこか行きたいところとかありますか?」



『んーちょうどお昼だしファミレスとかでご飯がいいな』




先輩のリクエストで某レストランに入った俺達

周りの男が先輩のことをみてるのは嫌でもわかった

かなり気になったが男ことは放っておいて
名前先輩の方を見てみるとかなり悩んでるようだ



「先輩。この間は割勘だったんで今日は奢りますよ」



『でも私 ボロネーゼ食べたいんだけど パフェも食べたくて…』



焦って大丈夫だよという先輩
ここで奢るのが彼氏ってもんだろ



「大丈夫っすよ 好きなのを食べてください」



注文したものを嬉しそうに食べる先輩
喜んでもらえたようだ







「先輩 チョコほっぺについてますよどうやって食べたらそんなとこに…」



『えっどこどこ』



「拭いてあげますよほらとれた」



『んーありがと♪』



ほんとは拭くんじゃなくてほっぺにちゅーみたいな感じがよかったんだけど
公共の場だしやめておいた 決してヘタレなんかではない



「この後はどうします?」



『すぐそこのゲーセンでも行こうか!私健也とプリ撮りたい!』



「じゃ、もう少しゆっくりしてからいきましょうか」





他愛のない話をした後 ファミレスを出てゲーセンに入る


『新しいプリ機でたんだって〜あ!かわいい!』


そういって走り出したかと思うとUFOキャッチャーのアクリル板に張り付いている


「これが欲しいんすか?」


『なに健也UFOキャッチャーできんの?!』


おー目がキラキラしている


「まあ得意分野ですかね あのうさぎでいいすか?」


『うん!頑張ってー!』



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *



『わー落ちたあww』


「はいどうぞ」


『すごーい健也すごーい!!あっこれ抱いて寝よーかわいー』



すごいとかわいいを連発する先輩
子供みたいだ



『あ 今子供だなって思ったでしょ』



何でわかったんだろう
むうっと頬をふくらませて睨んでくる

そういうところが子供みたいなんですよ


『健也はさあ ちょっと大人っぽすぎるよねー

好きなとこつれてってくれたり ファミレスでもさあ』



やばい本当にそう思われてたとしたらすっげえ嬉しい

でもここで嬉しがっては台無しなので


どっちが先輩だかわかりませんね


といってやった







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『じゃあ敬語と先輩付けやめられるね』



かわいすぎる

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