short

□love and love
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朝、ガンガンというノックの音で目が覚めた

ちなみに俺がこれまで生きてきてノックで連想する音はコンコンだ




『バーン様、バーン様!!』



あぁ
ある程度は予想できてたがまたこいつか うぜ



…てか今何時だ

今日はオフだからなあんまりはやかったら
ぶっ殺……はえぇぇっ!!


え いや4時17分??



ばかやろう
誰が起きるか『バーン様!!』




「どぁぁあぁぁぁあっ!!」


いっいつのまにベッドに入ってきてやがる!!




「おま名前なんで…てか今何時だと思ってんだ!!」



『えー ちゃんとオフだからきたんだけど』



ちゃんとって選んで来たってことだよなちくしょうめ

てゆうかこいつタメ口直さねぇな

様付ければいいと思いやがって



「で、なんでこんな早くに俺様を起こした」




『バーン様のつくるカレーが食べたい』





は?





「なんだそれなんでカレー?なんで今?そしてなんで俺?」




『でたーなんでなんでマン いるよねー』




「お前の突拍子もない話のせいで出てきたんだよ」



いい加減出ろといい名前を布団から追い出すと

渋々出ていき今度はソファーで寛ぎ始めた上等だ



『私がカレー好きなの知ってるでしょ?今すっごい食べたくなっちゃったの!!つくってよー ねっ?』



なにが ねっ? だ。…別にか、可愛いとかちょっとも思ってねぇぞ!!
思ってねぇ!



「やだめんどくさい」



『えーひど………いいよじゃあこないだレアンから借りた新品の

漫画破っちゃって古本屋で代わり買ったこと言っちゃうから

100円のシール剥がすの手伝ったのに レアンの漫画新品だったn「つくらせていただきます」





あーめんどいことになっちまった

なんでこんな早くからカレーのにおいまみれに…

でも隣で目を輝かせながらカレーを待つ名前を見ると怒る気なんか起きない



「なあガゼルかグランに頼まねぇのか?」




『だってガゼル様なんかに暖かいごはん作らせたら可哀想だよ

グラン様は部屋にいったら何されるか分かったもんじゃないしそれに…







大好きなカレーは大好きなバーン様につくってもらいたいもん』










殺し文句だ
 

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