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□愛する君に
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「恭弥ー!」

「…どうしたの。なんか今日はいつも以上に張り切ってるけど」

「えー…気のせいだよ♪」



気のせいなんかじゃないけどね!
だって今日は…恭弥は気づいてないっぽいけど5月5日…恭弥の誕生日なんだよ?

何か欲しいものないかなぁと思って恭弥に聞いたんだけど「欲しいものはない」って言われてしまった。

でも知ってるんだよ。
最近一緒に出掛ける時とかよく駅前のアクセサリー屋さん見てるよね?

あのお店は男女関係なく人気だから…恭弥が好きになるのも分かる!




「恭弥、今日は何の日か知ってる?」

「さぁ?一般的に言う休日でしょ」



平然として言われてしまった。
どうやら本当に覚えてないらしい。


「…自分で分かるでしょー…。
……恭弥、お誕生日おめでとう♪」



そう言うと恭弥は今知ったかのような反応をした。
…恭弥らしいけどさ。



「はい、これ!」

「?何これ」

「いいから開けてみてよ!」




プレゼントを渡して箱の中を開ける恭弥。
その中には……



「……あ、これ」




恭弥がアクセ屋さんで見ていたネックレスをプレゼントしたのだ。
恭弥が見てたネックレスが2つあったんだけど、どっちなのか分からなくて運にかけて1つ買ったのだ。
…お金がなくて2つ買えなくて。

もしかして違う方だったのかなぁ…。




「…恭弥よくこのネックレス見てたよね?だから欲しいのかなぁって思って…」

「……間違ってはないけど…このネックレスってセットでもう1つあったよね?」

「う、うん…」


やっぱりもう1つの方だったのかなぁ…。
と心配になると恭弥からは予想を反した言葉。



「セットだったから**と買おうと思ってたんだけど……」

「……え?」



何だって?
恭弥に買ったものとセットで私も買うみたいな感じ?




「じゃあ私が買ったやつは……」

「いや、僕が貰っとくよ。でももう1つのセットのやつは僕が**に買うから…。

**、ありがとう」



そういう恭弥は優しく微笑んでくれた。
恭弥から貰うネックレス、楽しみだなぁ。





愛する君に
(最高のプレゼントを!)


(「…にしてもどうしてセットのものなのに2つ買わなかったの?」)
(「………お金がなくて…」)





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雲雀さーんっ♪
Happy Birthday☆

なんかgdgdですが書けて良かったですb


110504 緋芽
 

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