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□溺れる愛を
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「あーわかったわかった。今日は赤丸と行くからよー」
「…今日はじゃねぇよ。勝手に**のこと誘うな」
「…!(そ、そんなことサラリと…!)」
「わーったよ、じゃーな!
**、サスケが嫌になったらいつでも俺のとこ来いよー!」
そう言ってキバは俺達のもとから去っていく。
…最後の言葉、気に食わねぇな。
**をお前のとこなんか行かせるかよ。
そんなことを思っていると**が俺の方を向いて言った。
「サスケくん、ありがとう…?」
その礼は多分キバから逃れられたからだろう。
なんで疑問系なんだか。
…つーか
「お前警戒心なさすぎだろ。だからキバにあんなに言い寄られんだよ」
「言い寄られてなんか…」
ああ、ダメだ。
全く分かってない。
**はいつもそうだ。
お前は今言い寄られて誘われてたんだよ。
…本当に全く分かってねぇな。
「え、サスケくん!?」
俺はそんな**の手をひいて歩き出す。
**は訳もわからなそうにしているがそんなこと知るか。
**、お前に今から分からせてやるよ
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