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□受け取られたもの
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そしていよいよ14日。

毎年のことだけど木ノ葉の里はいつも以上ににぎわっている。

私はそんな中、みんなにチョコを配るため里を歩いていたのだ。





「あっ、ナルトー!」



すると前の方から歩いてくるナルトが見えた。

ナルトは私に気付くとすぐさま駆け寄ってくる。
……何かを期待しながら。



「よっ、**!なぁなぁ今日何の日か分かるか?」


「あーはいはい。ナルトのもちゃんとあるよ」


「やった!ありがとだってばよ!」



袋の中にあるチョコを一つナルトに渡すと、ナルトはかなり喜んでいた。

…そんなに嬉しいのかなぁ。



こんなにかなりはしゃいでるナルトを見るとやっぱり心配になってくる。

本当に貰ってくれるかな…?


いやいや、でも義理だもの。

別に他の女の子みたいにキャーキャーするわけでもないし。



…でも、正直その子達がうらやましくも思ったりもする。
私も他の子達みたいに素直に気持ち伝えられたら良いのに。


臆病すぎる私はそれが出来ずに怖がるだけ。





「……とりあえず、渡さなきゃ」





義理でも良い、渡せるなら




貰ってくれるなら、義理でいい





気持ちを隠さないときっと貰ってくれない





そう思った私は他の同期の仲間にはチョコを配り終えた後、彼を探した。






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